与信管理(内部統制管理)及び与信管理のシステム作りの基本を学ぶ
与信管理をはじめよう
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倒産が多発する不景気 あなたの会社を連鎖倒産から守るには与信管理強化が必要です |
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9. STEP5
「モニタリング」
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4.取引先の分類 審査に必要な情報ソース 会社の基本情報 公的資料 決算書 信用調査会社の評点 営業マン情報 割り切ることも大切
判断基準の作り方 減点方式 信用調査会社の評点 MIX法 点数でランク付け 誰が判断を下す?
8.STEP4「与信限度額」
9.STEP5「モニタリング」
11.危ない噂が出た
与信管理規定 契約管理 教育 保険 倒産防止共済 お奨めの書式集
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[債権残高管理] 与信管理の成否は モニタリングを会社の仕組みとして根付かせることができるか これで決まると言っても、過言ではありません
毎月の「売掛金の発生状況」「売掛金の入金状況」を しっかり把握できる体制を作り上げることが重要なのです
そして、1日でも入金が遅れた場合には 営業マンに回収業務を最優先させ、早期回収に努めることです
また、「危ない」という情報を得ていながら 与信限度額を守っていなかったり 債権の残高管理を行っていないために 増やさなくてもいい不良債権を増やしてしまった・・・ 本来防げる不良債権を防げなかった・・・ 会社にとって、これほど馬鹿らしいことはありません こうならないためには、しっかりと回収状況を監視する必要があります
【理想的な管理方法】 ●毎週、月曜日に営業会議を開き、売掛金の回収状況を報告 ●入金遅れの取引先があれば、担当の営業マンに回収業務を最優先させる (必ず期日を明確にする)
例)発生は月末、回収は2ヵ月後の25日
→4月25日の時点で、すぐに回収が遅れている理由を調査させる! →注意を喚起するような仕組みづくりが必要
取引先の変化に注意を払うことは 新規開拓や新規受注と同じくらい、とても重要なことです これができなければ、どんなに立派な管理体制を構築しても 砂上の楼閣と化してしまいます
ですから、管理体制構築と同時に、 営業マンの情報収集能力の強化を行うことも必要です
しかし、新人営業マンには いわゆる「長年のカン」がまだ醸成されておりませんので 日報や毎月の業務報告書に定点観測すべき項目を入れるなどして 体で覚えさせる必要があります
とにかく新人営業マンであったとしても 「取引先が焦げ付きを発生させていないか」 最低限、この情報だけでも収集するように、徹底させてください
売掛金が回収できなくなるのは、 何も取引先だけに原因があるわけではありません 自社に問題があり、それが積もり積もって、不良債権化してしまう そんなこともあるのです
中でもクレームが原因で売掛金がたまってしまうことはよくあることです ですから、こうした売掛金を増やさないためには クレームの一元管理化 クレーム対応のプロセスを透明化する などの対策が必要になってきます
いずれにしても、クレームへの早期対応は 売掛金の未回収を防ぐだけでなく 顧客満足という点からも必要不可欠な仕組みと言えるでしょう
[カネ払いには厳しく] 取引先の会計処理が稚拙で 売掛金の入金遅れなどが発生するようであれば 将来、焦げ付きを発生させる可能性が高いため 即刻、取引中止を検討して下さい
売掛金を出さないための最も簡単な管理手法 それは、1度でも支払が遅れたら、即、取引を中止することです 最も簡単ですが、最も難しい方法でもあります
[参考資料]
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